【文脈】
先日、ジェガーママの愛犬ベイリーが
寿命を全うして
天国に旅立ってしまいました。
11歳なので結構おじいちゃんでしたが、
10年以上ずっと一緒にいて
面倒を見ていたジェガーママにとっては
並々ならぬショックのよう。
ジェガーさんも数時間おきに
ジェガーママに電話をかけては
I just called to check on you.
と言っていました。
【ポイント】
日本語でも、電話して
「どしたん?」
と聞かれて
「あっちょっと様子気になっただけ」
と言う時がありますが、
そのニュアンスです。
"check on〜" で
"様子をチェックする"
となり、
人にも物にも使えます。
※"check in on" も "check on" と同じだそうです
それでは、ちょっとピザをチェックしてきます。
(I'll check on the pizza.)
【映画】
いつの間にか10月。
ということで、今年も
ハロウィンの時期がやってきました。
今年こそは仮装をしようと、
計画を進めている私たちですが、
その前に
とあるイベントへ。
『ロッキー・ホラー・ショー
(The Rocky Horror Picture Show)』
の上映イベントです。
1975年の作品なのですが、
アメリカでは
クリスマスに『It's A Wonderful Life!』を観るように
ハロウィンは『ロッキー・ホラー・ショー』を観る
というのが一つの定番になっているよう。
私も、アメリカへ来て最初のハロウィンの時、
ジェガーさんとこの映画を観ました。
その時は DVD で観たので、
「えらい B 級のニオイがプンプンするで〜」
という感想しか正直なかったのですが、
ジェガーさんが
「これが映画館で上映される時はな、
オープニングの結婚式のライスシャワーのシーンで
みんなが米投げんねん」
と言って以来、
映画館でいつか観たいと思っていました。
そして今年。
家の近くの古い映画館が
リニューアルされて
ライブハウスになったのですが、
そのオープニング・イベントがなんと、
『ロッキー・ホラー・ショー』。
しかもオープニング記念で
入場無料
ということで、
ジェガーさんとついに行ってきました。
普通に何も考えずに会場に行くと、
入り口にはすでにたくさん
登場人物のコスプレをしている人たちが!
しかもボランティアのメイクさんたちまでいて、
めっちゃ行列ができています。

「思ったよりめちゃくちゃ人気あんねんな〜」
と感心しながら席に着くと、
ジェガーさんが
「あっ、しもた、米持ってくんの忘れた」
「確かにこの雰囲気やと、
みんな普通に米投げそうやな〜」
と言っていると、
袋を配っている売り子さんみたいな人を発見。
最初はポップコーンかと思ってやり過ごしていましたが、
好奇心旺盛なジェガーさんが
「それ何ですか?」
と聞くと、
「お米です」
米配ってるんかーい!
と言いつつ、
これ幸いと受け取り
中を確認すると、
米以外にも
食パンやら新聞紙やら
いろいろ入っています。
「米はわかるけど、他は何やねん」
などとあれこれ突っ込んでいると、
ショーが始まりました。
始めに怖面の司会者が出てきて、
いろいろ注意事項を言っていくのですが、
その中には
「主人公カップルの
男の方が映ったらクソ野郎(asshole)、
女の方が映ったらクソ女(bitch)
と叫ぶんやぞー!」
というようなわけわからんものもあって
私は圧倒されまくり。
「なんか始まる前から
盛り上がりすぎやろ〜!」
と言っていると、
ついに映画が始まりました。
この映画、オープニングは
口だけ浮かび上がって一曲歌う
というものなのですが(上のビデオ参照)、
唇が歌い始めた瞬間、
会場にいる全員が大合唱。
「全員歌丸暗記してるんかーい!」
とまたまた突っ込みつつ、
私も口パクで参加。
大音量なのに
大合唱のせいで、
唇の声はほぼ聞こえません。
オープニングが終わって
ほっとするのも束の間、
今度は例の
ライスシャワーのシーンです。
メンデルスゾーンの結婚行進曲が流れると
みんな一斉に米を放り投げ、
今度は米で画面が見えません。
しかも大量の米が体にあたって
まるであられが降ってきているようです。
それが終わると
やっと画面は見えるようになりましたが、
声は相変わらず聞こえません。
歌もないのに
みんな叫び続けているのです。
「みんなセリフも暗記してんの!?」
と驚いていると、
「そういう人もいるけど、
クソ男!クソ女!
って言ってる人もいる」
とジェガーさん。
そういえば、出だしで司会者が言っていたこと
すっかり忘れていました。
前半は主人公カップルばっかり映るので、
とにかくひたすら
"Asshole!" "Bitch!"
のオンパレード。
下品な言葉遣いなので、
私は自粛しましたが・・・。
そうして、ほとんど何も聞こえないまま、
主人公カップルが山で道に迷って
灯りのついている建物を発見するシーンへ。
雨が降ってきて
傘のない彼女が頭の上で新聞紙を広げるのですが、
そこで一斉にみんな
袋の中から新聞紙を取り出して
頭の上で広げています。
「この新聞紙、ここで使うんか〜!」
とジェガーさんも感心しながら、
私の頭の上に広げてかぶせてくれました。
その後も、主人公カップルが城の中に入ったら
曲に合わせてみんなでダンスしたり
(もちろん全員振り付け完璧)、
乾杯(toast)するシーンではみんなが
食パン(toast)を持って乾杯したり、
最初から最後まで本当に
ザ・エンターテインメント。
この間のダンシング・オベーション
もそうでしたが、
こういうのを見ると、
アメリカ人のノリの良さに
本当に心から感動してしまいます。
実はショーの前に
仮装コンテストもあったのですが、
「自信のある方はどうぞ舞台へお越しください」
と言った瞬間、来るわ来るわで、
そういうのを見ているのも
面白かったです。

それにしても、
あまりにも全員完璧に内容を把握していたので、
アメリカ人でこの映画知らん人
なんておらへんのんちゃうやろか・・・
と思ってしまいましたが、
後日この話を友人に語ると、
「名前は知ってるけど、内容はあんまわからんかも」
と言っていたので、ちょっと安心しました。
ちなみに、今流行中のミュージカル・ドラマ『Glee』でも
ロッキー・ホラー・ショーをパロディ化しています。
今日も読んでくださって

ありがとうございます。
正直、ここまでの人気だとは思っていませんでした。
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