映画・テレビ

2012/01/07

You were nodding off.



【文脈】
先日、ジェガーさんが
シェイクスピアの劇
『コリオレイナス(Coriolanus)』
を観に連れて行ってくれました。

ところが、その日私は仕事始めで
いつになくぐったり。
楽しみにしていたにも関わらず、
芝居が始まるやいなや
眠くなってうつらうつらしてしまい、
休憩時間(intermission)に
You were nodding off.
と言われてしまいました。


【ポイント】
"nod" は「頷く」という意味ですが、
"nod off" となると
「うとうとする、居眠りする」
という意味になります。

私は学生時代、授業中
先生の話を聞いているふりしながら
よくうとうとしてましたが、
まさに今回も
そのような状況になっていたようです・・・


【映画】
ジェガーさんも私も映画が好きなうえ
映画を観る機会にも恵まれているとあって、
2011年は約180本、
平均すると
2日に1本の割合で映画を観ていた私たちですが、
その中で私が最も良いと思った映画は
間違いなく
アーティストThe Artist)』
です。

1920年代の無声映画時代から
トーキー時代の幕開けに生きる
2人の俳優の運命を
白黒の無声映画で描くこの作品。
3D 映画が注目を浴びている昨今、
よう白黒の無声映画を作ったな
という感じですが、
この映画をもし普通に撮っていたら
きっと面白さは半減していた
と思います。

白黒の映画も
無声映画も
今全く作られていないわけではありませんが、
この映画の場合、
クラシック映画独特の品の良さが
オープニングにも音楽にも俳優にも滲み出ていて、
もうクラシック映画好きにはたまりません。

フランス映画でありながら、
今月発表される
ゴールデン・グローブ賞(Golden Globe Awards)
では
最多6部門にノミネートされ、
アカデミー賞(Academy Awards)
でも最有力候補
と噂されている本作。
私としては
もうぜひぜひ受賞して欲しいです。

ちなみに、助演男優賞は、
(まず絶対にありえませんが)
ぜひ犬に贈ってもらいたいです。
これほど主役を引き立て、
味のある演技をする犬を
見たことがありません。
もしかして、犬だけ CG なんちゃうん!?
と思うくらい
めっちゃ演技うまいです。
パルムドッグ賞(Palm Dog Awards)
は受賞しましたが、
アカデミー賞にノミネートされても
十分人間と戦えるで!
と興奮していたら、
やっぱりこんな記事がありました↓

The Artist: Does a dog deserve an Oscar? / The Week

現状では
アカデミー賞受賞の対象は人間のみ
というルールがあるようですが、
この犬の演技を見て
アカデミー賞ものや!
と思った人間は
私だけではなかったようです。

日本では、少し先になりますが
4月7日から全国順次公開
だそうです。

※ちなみにジェガデミ—賞作品賞は
ツリー・オブ・ライフ(Tree Of Life)
だそうです。


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賞の発表が楽しみです。


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2011/12/21

Emoticon



【文脈】
つい先日まで2週間、
ジェガーさんを置いて
一人で日本へ行っていました。

その間連絡はずっとスカイプ(Skype)
でしていたのですが、
Skype で話していると
ジェガーさんがチャット機能を使って
ちょこちょこ絵文字を送って来ます。

どうやら絵文字にはまったらしく、
しばらくすると
Are there more emoticons?
と言って、
私との会話そっちのけで
絵文字を探してはりました。


【ポイント】
最初に "emoticon" と聞いた時は
一体何のことを言っているのかと思いましたが、
"emotion(感情)" + "icon(アイコン)"
の組み合わせでした。
うまいことつながっています。


【映画】
イギリス人俳優のスティーヴ・クーガン(Steve Coogan)が
同じく俳優のロブ・ブライドン(Rob Brydon)を誘って
1週間のグルメ旅行に出かける
コメディ映画『The Trip』。

イギリスのコメディは斬新な切り口のものが多いので
私は大好きなのですが、
これもその期待を裏切りません。
この映画の目新しいところは、
コメディでありながらレストラン・ガイド
でもあるところ。

2人が訪れるレストランは
国内での注目が高まっている店ばかりで、
イギリス料理に対するイメージを
いろいろと覆してくれます。
私が一番行ってみたいと思ったところは
2人が3軒目に訪れる
Holbeck Ghyll Country House Hotel』。
19世紀に建てられた建物の雰囲気が趣深いだけでなく、
ミシュラン一つ星を獲得した料理も美味しそう。
イギリス人の詩人
サミュエル・テイラー・コールリッジ(Samuel Taylor Coleridge)
も一時期住んでいたそうで、
書斎なども残っています。

※2人が訪れたレストラン一覧(全6軒)はこちらです↓
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Trip_(2010_TV_series)

もともと本国イギリスで
6回に分けてテレビで放映されていたシリーズを
1本の映画にまとめたものなので、
食事のシーンはややしつこく感じる部分もありますが、
宿泊部屋や移動中などに映る風景もとても素敵で、
これはぜひ映画と同じルートで
2人が巡ったところを回ってみたい・・・!
と思わずにはいられません。

2人が実際そこまで仲良くない
という設定も絶妙で
(上の予告参照)、
当たり障りのないくだらない会話
が延々と続く部分は
イギリスらしいユーモアセンスが光っていて
私はツボでした。
ただ、イギリスの文化やエンタメ事情
がわかっていないと理解できない部分も多いので、
私はもちろん、ジェガーさんも
時々笑いが理解しにくいところがあったようです。

個人的には、
1週間の旅を経てお互いが家に帰るシーンで
ロブが奥さんに言う
「君と離れるのは3日が限界」
というセリフも印象的でした。
ちょうど我が家も
私が2週間の一時帰国から帰ってきたところだった
からかもしれませんが、
やたら2人でうんうん頷いてしまいました。


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":)" や ":D" なども emoticon だそうです :)


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2011/10/11

I just called to check on you.



【文脈】
先日、ジェガーママの愛犬ベイリーが
寿命を全うして
天国に旅立ってしまいました。

11歳なので結構おじいちゃんでしたが、
10年以上ずっと一緒にいて
面倒を見ていたジェガーママにとっては
並々ならぬショックのよう。

ジェガーさんも数時間おきに
ジェガーママに電話をかけては
I just called to check on you.
と言っていました。


【ポイント】
日本語でも、電話して
「どしたん?」
と聞かれて
「あっちょっと様子気になっただけ」
と言う時がありますが、
そのニュアンスです。

"check on〜" で
"様子をチェックする"
となり、
人にも物にも使えます。

※"check in on" も "check on" と同じだそうです

それでは、ちょっとピザをチェックしてきます。
(I'll check on the pizza.)


【映画】
いつの間にか10月。
ということで、今年も
ハロウィンの時期がやってきました。

今年こそは仮装をしようと、
計画を進めている私たちですが、
その前に
とあるイベントへ。

『ロッキー・ホラー・ショー
(The Rocky Horror Picture Show)』
の上映イベントです。
1975年の作品なのですが、
アメリカでは
クリスマスに『It's A Wonderful Life!』を観るように
ハロウィンは『ロッキー・ホラー・ショー』を観る
というのが一つの定番になっているよう。

私も、アメリカへ来て最初のハロウィンの時、
ジェガーさんとこの映画を観ました。
その時は DVD で観たので、
「えらい B 級のニオイがプンプンするで〜」
という感想しか正直なかったのですが、
ジェガーさんが
「これが映画館で上映される時はな、
オープニングの結婚式のライスシャワーのシーンで
みんなが米投げんねん」
と言って以来、
映画館でいつか観たいと思っていました。

そして今年。
家の近くの古い映画館が
リニューアルされて
ライブハウスになったのですが、
そのオープニング・イベントがなんと、
『ロッキー・ホラー・ショー』。
しかもオープニング記念で
入場無料
ということで、
ジェガーさんとついに行ってきました。

普通に何も考えずに会場に行くと、
入り口にはすでにたくさん
登場人物のコスプレをしている人たちが!
しかもボランティアのメイクさんたちまでいて、
めっちゃ行列ができています。

Img_1093


「思ったよりめちゃくちゃ人気あんねんな〜」
と感心しながら席に着くと、
ジェガーさんが
「あっ、しもた、米持ってくんの忘れた」
「確かにこの雰囲気やと、
みんな普通に米投げそうやな〜」
と言っていると、
袋を配っている売り子さんみたいな人を発見。
最初はポップコーンかと思ってやり過ごしていましたが、
好奇心旺盛なジェガーさんが
「それ何ですか?」
と聞くと、
「お米です」

米配ってるんかーい!
と言いつつ、
これ幸いと受け取り
中を確認すると、
米以外にも
食パンやら新聞紙やら
いろいろ入っています。
「米はわかるけど、他は何やねん」
などとあれこれ突っ込んでいると、
ショーが始まりました。

始めに怖面の司会者が出てきて、
いろいろ注意事項を言っていくのですが、
その中には
「主人公カップルの
男の方が映ったらクソ野郎(asshole)、
女の方が映ったらクソ女(bitch)
と叫ぶんやぞー!」
というようなわけわからんものもあって
私は圧倒されまくり。

「なんか始まる前から
盛り上がりすぎやろ〜!」
と言っていると、
ついに映画が始まりました。
この映画、オープニングは
口だけ浮かび上がって一曲歌う
というものなのですが(上のビデオ参照)、
唇が歌い始めた瞬間、
会場にいる全員が大合唱。

「全員歌丸暗記してるんかーい!」
とまたまた突っ込みつつ、
私も口パクで参加。
大音量なのに
大合唱のせいで、
唇の声はほぼ聞こえません。

オープニングが終わって
ほっとするのも束の間、
今度は例の
ライスシャワーのシーンです。
メンデルスゾーンの結婚行進曲が流れると
みんな一斉に米を放り投げ、 
今度は米で画面が見えません。
しかも大量の米が体にあたって
まるであられが降ってきているようです。

それが終わると
やっと画面は見えるようになりましたが、
声は相変わらず聞こえません。
歌もないのに
みんな叫び続けているのです。
「みんなセリフも暗記してんの!?」
と驚いていると、
「そういう人もいるけど、
クソ男!クソ女!
って言ってる人もいる」
とジェガーさん。
そういえば、出だしで司会者が言っていたこと
すっかり忘れていました。
前半は主人公カップルばっかり映るので、
とにかくひたすら
"Asshole!" "Bitch!"
のオンパレード。
下品な言葉遣いなので、
私は自粛しましたが・・・。

そうして、ほとんど何も聞こえないまま、
主人公カップルが山で道に迷って
灯りのついている建物を発見するシーンへ。
雨が降ってきて
傘のない彼女が頭の上で新聞紙を広げるのですが、
そこで一斉にみんな
袋の中から新聞紙を取り出して
頭の上で広げています。
「この新聞紙、ここで使うんか〜!」
とジェガーさんも感心しながら、
私の頭の上に広げてかぶせてくれました。

その後も、主人公カップルが城の中に入ったら
曲に合わせてみんなでダンスしたり
(もちろん全員振り付け完璧)、
乾杯(toast)するシーンではみんなが
食パン(toast)を持って乾杯したり、
最初から最後まで本当に
ザ・エンターテインメント。

この間のダンシング・オベーション
もそうでしたが、
こういうのを見ると、
アメリカ人のノリの良さに
本当に心から感動してしまいます。

実はショーの前に
仮装コンテストもあったのですが、
「自信のある方はどうぞ舞台へお越しください」
と言った瞬間、来るわ来るわで、
そういうのを見ているのも
面白かったです。

I_just_called_to_check_on_you2


それにしても、
あまりにも全員完璧に内容を把握していたので、
アメリカ人でこの映画知らん人
なんておらへんのんちゃうやろか・・・
と思ってしまいましたが、
後日この話を友人に語ると、
「名前は知ってるけど、内容はあんまわからんかも」
と言っていたので、ちょっと安心しました。

ちなみに、今流行中のミュージカル・ドラマ『Glee』でも
ロッキー・ホラー・ショーをパロディ化しています。



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正直、ここまでの人気だとは思っていませんでした。


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2011/10/05

Can't


Img_1439


【文脈】
以前、発音のクラスに通った
ということを
ブログに書いたのですが、
その後コメントをいただいて
一つ思い出したことがあるので、
また忘れないようにメモしておきます。

T というエントリーで、
"T は N の次に来ると無音のように聞こえる"
と書いたのですが、
授業で先生がその話をしたとき、
一つ質問が出ました。

「じゃあ先生、
"I can't do it." は
"I can do it."
に聞こえるんですか?
それやったら肯定文と
どうやって聞き分けるんですか?」

実際、私自身
"I can do it." って言ったんか
"I can't do it." って言ったんか
どっちやねん!
と思ったことも、
相手から
「どっちやねん!」
と言われたことも
両方あるので、
これはかなり興味のある質問でした。

そして先生の答えは・・・
「私たちはたいていこういう場合、
肯定文のときは
"Ican" と一単語のように発音して、
否定文のときは
"I" "can't" と二単語のように発音してますね」

確かに言われてみるとそうかも・・・!


【ポイント】
下のビデオでも、同じようなことを説明してはります。

※9分と長いので、時間がない場合は
6分40秒くらいから見るとちょうど良いです :)

ちなみに、
Can の発音についてはこちらも参考になります↓


あともう一つ先生が言っていたのは、
上の例文でいくと
肯定文の時には I の方
にアクセントを置いて、
否定文の時には can't の方
にアクセントを置いている
そうです。
これもぜひ意識してみたいと思います。


【写真】
私たちは大学のキャンパスのすぐ側に住んでいるので、
ジェガーさんとしょっちゅう
キャンパスの中をランニングするのですが、
先日走っていると、
大学の中庭(quad)で
なにやら生徒たちが
野外映画の準備らしきことをしていました。

ジェガーさんが
「これ映画ですか?」
というと、
「そうそう!今晩8時から!」
と言うので、
「何上映するんですか?」
と聞くと、
「投票で決まるから来てからのお楽しみで〜す!」
とのこと。

家に帰ってネットで調べてみると、
ブラッドリー・クーパー主演の
リミットレスLimitless)』、
『X-メン』シリーズ最新作
X-MEN:ファースト・ジェネレーションX-Men: First Class)』、
女性向けコメディ映画
Bridesmaids』、
日本でも10/28に公開される
ミッション: 8ミニッツSource Code)』、
そしてアメコミ・ヒーローの
マイティ・ソーThor)』、
の5作の中から選ばれるよう。
どれもアメリカで今年公開された作品で、
ジェガーさんも私も何作か
すでに観たものもありましたが、
二人ともどれが選ばれるのか興味がわいたので、
観に行ってみることにしました。

「X-Men: First Class に一票!(ジェガーさん)」
「ジェガーママ Bridesmaids 絶賛してたよな〜(私)」
などと言いながら
8時に会場の中庭に行ってみると、
もうすでに会場はいっぱい。
そこで初めて気づいたのですが、
なんとこの野外映画、
大学の生徒会が新入生のために企画した
イベントの一環でした!
映画が始まるまでの間、
スクリーンに
「5 Tips for New Students」

Cant


「新入生のスケジュール」
など、
新入生向けのメッセージが
次々に表示されるのを見てびっくり。

しかも、
マイクロソフトのお膝元
というだけあって、
マイクロソフトががっちりスポンサーについていて、
抽選でパソコンが当たったり
XBOX が当たったり、
もうめちゃくちゃ豪華です。
どうやら今年は創立150周年らしいので、
もしかしたら今年だけなのかもしれませんが、
私が日本で行っていた大学と比べてみても、
在学中に創立何周年かなんかで
大学主催の式典とかやっていた記憶はあっても
こんな生徒主催のイベントはなかったような気がします・・・

「すごいな〜
アメリカの大学ってみんなこんな感じなんかな〜」
と言っていると、
いよいよ投票結果の発表に。
意外にも、
女性向けだと思っていた『Bridesmaids』
に決定しました。
この映画は私もジェガーさんもまだ観ていなかったので、
そのまま残って観ましたが、
日本の結婚式には馴染みのない
花嫁介添人(Bridesmaid)たちの話で、
女同士の友情や妬みやプライドが
めちゃめちゃ面白可笑しく描かれていて、
「こんなんありえへん!」
と爆笑しつつ
「でもわかる!こういうのあるある!!」
というシーンもあって
私はめちゃくちゃ楽しみました。

始まったのが30分遅れだったので、
映画が終わった頃はすでに
10時半を回っていましたが、
なんと信じられないことに、そこから
『Midnight Carnival』
なるものがスタート。
人の流れに身をまかせるがままに
キャンパスの中央の広場に行くと、
テントがいっぱい立っていて、
おびただしい数の人で溢れかえっています(写真上)。

真夜中まで盛り上がっていったいどうなるのか
興味はありましたが、
残念ながら私たちは二人とも人混みが苦手なので、
「うちらはもう寝る時間やな」
と言いながらすごすごと帰って来ました。
ほんますごいです・・・


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その翌週の月曜日から大学は始まったみたいでした。


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2011/09/12

It's up in the air.



【文脈】
先週末のレイバー・デー(Labor Day)の3連休に合わせて
弟が遊びに来てくれました。

たまたまジェガーさんの幼馴染みたちも
3連休で実家に戻ってきている人たちが多かったので、
ジェガーさんの故郷に行ったら、弟も
「観光旅行ではあまり見られないアメリカ」
が垣間見れてええんちゃうか?
とジェガーさんが提案。
そこで、さっそく幼馴染みや
故郷にいるジェガーパパに
連絡を取っていたのですが、その後
「どうなったん?」
と聞くと
"It's up in the air."
と言われました。


【ポイント】
"up in the air"
は直訳すると
「宙に浮いて」
となり、飛行機などに使われると
「空中で、上空に」
となりますが、
計画や問題などに使われると
「宙ぶらりんの」→「未定の、未解決の」
という意味になります。

2009年公開の映画で、
マイレージ、マイライフ
という、
アメリカ中を飛行機で飛び回り、
企業のリストラ対象者に解雇通告をする
プロのリストラ宣告人ライアン(ジョージ・クルーニー)
をテーマにした映画がありましたが、
原題はまさに
Up In The Air
で、飛行機で移動するライアンを表した
「上空で」
という意味と、
ライアン自身の生き方を表す
「宙ぶらりん」
という2つの意味が掛けられていたそうです。

ジェガーさんは
友人やジェガーパパから
すぐに連絡がもらえなかったため
"It's up in the air."
と言っていたそうですが、
その後友人が連絡をくれたので
結局会うことができました :)


【映画】
2010年のカンヌ国際映画祭の監督週間で
最優秀ヨーロッパ映画賞を受賞した
イタリア映画
四つのいのちThe Four Times / Le Quattro Volte)』。

ジェガーさんと映画館の前をふらっと通った時に、
今年のアカデミー賞で最優秀外国語映画賞を受賞した
未来を生きる君たちへIn A Better World / HÆVNEN)』
と、このポスターが並んでいて、
とりあえず肩書き負け(?)した私たちは
『未来を生きる君たちへ』を観に入ったのですが、
冒頭で物語の世界観に入り込めなかったため
開始後まもなく目配せし合って退場。
時間を見ると、ちょうど隣のスクリーンで
『四つのいのち』が始まるところだったので、
そのままそっちに入ってみた、
という流れで観ることになったこの映画。

『未来を生きる君たちへ』と違い、
その日の『四つのいのち』は観客数なんとゼロ。
ど真ん中にジェガーさんと並んで座って
あまり期待もせず観始めましたが、
これがとてもツボにはまる映画でした。

この映画にはセリフというものが
ほとんどありません。
上の予告編では
木炭→木→ヤギ→おじいちゃん
という順番に登場していますが、
本編はおじいちゃんから始まります。
よぼよぼのおじいちゃんで、
「おじいちゃん!」
と5秒に一回は叫びたくなってしまうくらい
動きが不安定で落ち着かないのですが、
「このままおじいちゃんで終わってしまうのでは・・・」
と思っていた頃に
おじいちゃんに変化が。
そこから "次のいのち" がスタートして、
その時やっと題名の意味がわかりました。

とにかくものすごくペースがゆっくりなので、
人によっては普通に寝てしまうと思います。
でも私とジェガーさんは釘付けでした。
おじいちゃんはまだしも、ヤギや
同じカンヌでパルム・ドッグ賞(!?)を受賞した犬のシーンなど、
「このシーンどうやって撮ってんねん!」
というような長いカットもあったりして
興味深いことこのうえなしでした。

セリフも BGM もないので、
聞こえてくる音は自然の音ばかり。
ヤギの鈴の音や、木のざわめく音、
人が働く音、おじいちゃんが生きる音・・・
全て南イタリアのカラブリア地方の山間にある
小さな村での出来事なのですが、
なんだか私の頭の中には
「宇宙」という言葉が浮かびました。

そういえば、
今年公開作品の中で話題になっている
ツリー・オブ・ライフThe Tree Of Life)』
も、ある一つの家族を例に
壮大な世界観が描かれていますが、
こっちはより詩的で、抽象的で、宗教的で、
正直私はあまり理解できませんでした・・・
ジェガーさんからしてみれば
「めっちゃ話単純やん!」
ということらしいのですが・・・

『ツリー・オブ・ライフ』がキリスト教的、哲学的に
生命の在り方を探求しているとすれば、
『四つのいのち』は仏教観念的、自然科学的に
生命の真理に迫っているような気がします。



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ジェガーさんはどちらも大絶賛でした。


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2011/09/01

My computer is screwed up!


My_computer_screwed_up


【文脈】
調子の悪いパソコン
と格闘していたジェガーさんが、
My computer is screwed up!
と言いました。


【ポイント】
"screw up" は
日常生活でよく耳にします。

人に使うと
"しくじった、大失敗した"、
物に使うと
"台無しになった、めちゃくちゃになった"
という意味になります。

似た表現で
"screw you" という言葉がありますが、
こちらは人を罵る言葉で
下品な表現なので、
(冗談ぽく使う人もいますが)
私もジェガーさんも使ったことはありません。


【写真】
今月、久しぶりに
大学時代の友人から連絡をもらった
かと思うと、なんと
妹がアメリカに短期留学しているとのこと。
しかもその留学先が私のいる場所、
というわけで
さっそく会ってお茶をしました。

その際、せっかくなので
ジェガーさんにも紹介すると、
「今晩、野外映画観に行こうと思ってるんやけど、
一緒に行かへん?」
とジェガーさん。
映画を観る時は音質や画質にうるさいジェガーさんは、
普段は「野外映画は画質も音もよくない」
と言って行きたがらないのですが、
たまたまその日は上映作品が
『フットルース(Footloose)』
だったため、久々に行く気になったようです。
私はこちらへ来てからまだ
野外映画を観たことがなかったので、大興奮。
友人の妹も興味を持ってくれたので、
帰りはホームステイ先まで車で送ることにして、
3人で行くことになりました。

ご飯を食べてから
会場となっている公園の芝生に行くと、
ちょうどオープニング・クレジットの最中。
遠くからでもテーマ曲の『フットルース』が聞こえて来て
歩きながらついつい踊ってしまいます。
会場にはたくさんの人が集まっていて、
みんなそれぞれ
寝っころがったりビール飲んだりしながら
家で映画を観る延長、
という感じで芝生に広がっていました。

『フットルース』は
ロック音楽とダンス好きの
シティ・ボーイ(ケヴィン・ベーコン)が
田舎町に引越すことになるものの、
そこではロック音楽とダンスが
教育上子どもによくないとして
禁止されており、
自由を得るために奮闘する
という
わりとぶっ飛んだストーリー。
でもミュージカルで、
ヒーロー(Holding Out For A Hero)』や
パラダイス~愛のテーマ(Almost Paradise)』など
80年代の名曲がばんばん流れるうえ
青春要素もいっぱい詰まっているので、
予想以上に会場は大盛り上がり!
男性たちがシャワーを浴びているシーンで
裸体(後ろ姿)が登場すると「キャー!!」、
ロック音楽が教育に悪いと説く牧師に反抗するべく
本を燃やす市民に、牧師が
「燃やしてどうするんだ!」
と言うと
「ダウンロードや!!」
など、
みんな言いたい放題叫びたい放題です。

『ヒーロー』あたりからは
後ろの方でちらほら人が踊っていたのですが、
最後にケヴィン・ベーコンが
"Let's dance!"
と言うやいなや、
前の方でカップルが立ち上がってダンス。
それに触発されて横のグループも立ってダンス。
それがどんどん波及して、最後には
スタンディング・オベーションならぬ
ダンシング・オベーション
へと化していました。
もちろん私たちも立ってダンス。
友人の妹も良い体験ができたと喜んでいましたが、
私にとってもめちゃめちゃ良い体験になりました。
観客全員が立ってダンスするとか、
日本だったらまず見られない現象のような気がします(笑)

ちなみに『フットルース』は、
なんとリメイクされてこの秋公開予定。
私とジェガーさんは
ケヴィン・ベーコンのダンス・シーンが激しすぎて
腹筋がめちゃくちゃ痛くなったのですが、
その名シーンがリメイクでどうなるのか
興味津々です。



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来年も野外映画また観に行きたいです。


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2011/08/17

family



【文脈】
発音のクラスの忘備録、
もう一つだけあったので
ここに記しておきます。

family や interest など、
単語によっては時々
途中の母音が省略されることがあるそうです。

これも、リスニングの時に
ちょっと意識していると
聞き取りやすくなりそうです。


【ポイント】
たとえば
family(家族)→ famly
interest(興味)→ intrest
several(いつくかの)→ sevr(u)l
grocery store(スーパー)→ grocry store
などです。

今回クラスを通じてわかったことは、
わりとはっきり発音するイギリス英語と違い、
アメリカ英語はとにかく
できるだけ言いやすく発音する
という特徴があること。
そのため、あいまいな発音やリエゾンが多いようです。

これがわかっただけでも、
今までなんとなく理解していた発音について
いろいろ意識できるようになれました。
日々の生活でも注意して聞いてみるようにします。


【映画】
原子力発電の際に発生する "ゴミ"
の問題に迫った
フィンランドのドキュメンタリー映画
(制作国はヨーロッパ4ヶ国)
100000年後の安全Into Eternity)』。

日本では、震災後の4月2日に
"緊急上映" されていて
私も気になっていたのですが、
米国ではかなり限定的に上映されていて
なかなか観る機会がありませんでした。
ところが、ついに私のいる街でも
1箇所の劇場で
7月末に1週間だけ上映!
しかもその劇場がちょうど
ジェガーさんがボランティアをしている映画館
だったので、
これは観に行かねば!
ということで行ってきました。

フィンランドに建設中の
世界初・高レベル放射性廃棄物の永久地層処分場
をテーマにしたこの映画。
廃棄物とはいえ高レベルの放射能を含んでいるため
地下に埋めてしまおう、
という計画らしいのですが、
その放射能が無害になるまでになんと
10万年かかる、ということ。

10万年、と数字だけ耳にすると
「ああ、そうなんや」
と一瞬納得してしまいそうですが、
よく考えたら
私たちのような人類が誕生したのが5万年前。
("Our mankind exists 50,000 years"
と予告編にも出ています)
それの2倍・・・と考えると、
気が遠くなりそうです。

そのため、
処分場の建設プロジェクトに関わっている人たちは、
高レベル放射性廃棄物を10万年間
安全に保持できるだけの頑丈な施設
を作るだけでなく、
10万年後に生きる人々にきちんと
放射性廃棄物の危険性を伝える努力
もしなければいけません。

今でも考古学者たちが
数千年前の初期文明の人たちの言葉
を一生懸命解読していることを考えると、
10万年後の人々が果たして
今地球上で話されている言語を理解するかどうか
は謎です。
監督がプロジェクトの関係者たちに
いろいろな質問を投げかけても、
10万年という期間があまりにも膨大すぎて、
本人たちもあまりはっきり先のことを
理解できていないように見えました。
10万年後の未来とコミュニケーションを図ろうとする
なんて、それこそ SF 映画みたいですが、
これが実際に起こっているのが信じられません。

私はこの映画を観るまで、正直
放射性廃棄物がどうなっているか
について考えたことがありませんでした。
もっと言うならば、
震災が起こって
原子力発電所の問題が注目されるまで、
原子力発電自体についてもあまり
注意を向けたことがありませんでした。

でも、震災後、
日本を始め世界中で
人々がエネルギー問題と真剣に向き合おうとする
気運が高まっている気がします。

アメリカでは今年、
The Last Mountain
という映画が公開されました。
米国にも原子力発電所はありますが、
米国で供給されている電気の約半分は
石炭火力発電から来ているそうです。
そしてその燃料に使われる石炭の約3割は、
アパラチア山脈の山頂を爆破
して堀り出しているとのこと。
映画では、その荒っぽい爆破方法を鋭く非難し、
代替策として風力発電を紹介していました。


実は、震災後に観た
ミツバチの羽音と地球の回転Ashes to Honey)』
という映画でも、
風力発電が紹介されていました。
でも、私がその映画を観て一番印象に残ったのは、
"エネルギー先進国" スウェーデンの市民が
「自分で使うエネルギーは自分で決める」
という考えを当たり前に思っていたこと。
(下の予告編の冒頭にも出てきます)
私は今までそんなふうに考えたことがなかったので、
この言葉はとても革新的に聞こえました。
これからますます世界規模で
エネルギー問題は注目されていく
と思いますが、
いつか世界中の人がこの考えを当たり前に思う
ようになればと思います。
私もそのために、
もっと真剣に考えていきたいと思います。



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発音クラスの忘備録に長々とお付き合いいただき
ありがとうございました :)


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2011/07/15

I ate five bugs.



【文脈】
ジェガーさんとランニングしている時に
頭虫が飛び交っているところを通り過ぎました。
するとジェガーさんが
I ate five bugs.

そんな報告いらんっちゅーねん!


【ポイント】
こちらへ来たばかりの頃、
insect という表現しか知らず、
虫を見ると
"Insect! Insect!"
と言っていた記憶がありますが、
日本語にも「虫」と「昆虫」とあるように、
英語も "bug" と "insect" があります。

bug は広範囲の意味での "虫" で
昆虫や害虫などにも使われます。
ピクサーの映画で『バグズ・ライフ
というのがありましたが、
英語は "Bug's Life" で、
まさにアリやバッタ、ノミなど
さまざまな虫が登場します。

ちなみに、コンピュータに使われると
"不具合" という意味になります。
日本語でも「パソコンがバグッた」
と言ったりしますが、
それはこの bug から来ています。


【映画】
私のいる地域は
結構ホームレスが多い気がします。
特にやはりダウンタウンに多く、
1ブロック歩くだけで
何人も目にする場合もあります。

でも、ちょっと古いですが、
2007年の統計を見てみると、
一番多いのはカリフォルニア州のよう。
ニューヨークやワシントンDCなどの都心部、
フロリダ州、テキサス州なども
結構多いようです。
(私のいるところは WA 州です)

I_ate_five_bugs

そんなホームレスたちとの接触をはかった
地元のフィルムメーカーの映画
"Great Speeches From A Dying World"
を観ました。
9人のホームレスたちから身の上話を聞き、
彼らに有名なスピーチの一部を語ってもらう
というものなのですが、
この身の上話が想像以上に壮絶なものばかり。

たとえば、まだ少年だった頃に家を追い出され、
たまたま友人と居合わせた時に
友人が殺人を犯したことで
殺人幇助とみなされて刑務所に送られ、
そこで HIV に感染してしまったという人。

若い頃、付き合っていた彼女の両親から反対を受け、
2人で駆け落ちを試みるも、
彼女が未成年だったため
警察が彼女だけを連れ戻し、
あえなく一人でドライブして帰宅する途中
事故に巻き込まれて片足を失ってしまった人。

子供を失った哀しみから
人生に対して
生き甲斐を見いだせなくなってしまった人・・・

実は、私は
こちらに来て働き始めるまでの間
いくつかのインターンを掛け持ちしていたのですが、
そのうちの一つが
ホームレスの自立を支援する非営利団体
でした。

どうやって自立を支援するかというと、
やはり最終的には彼らが
自分の力で生活をしていかなければ
ホームレスという状態から
完全に脱することはできないので、
まずその準備として
"新聞を売る" という仕事を与え、
それによって少しずつ
社会と関わって行く機会を増やすというものです。
日本にも
ビッグ・イシュー日本版(The Big Issue Japan)
という雑誌がありますが、
それと仕組みは同じです。

ビッグ・イシュー(The Big Issue)はイギリス発祥で、
日本を含む世界のさまざまな国で展開されていますが、
アメリカは今のところ含まれていません。
でも、だからといってアメリカには
このようなストリート・ペーパーがない
というわけではなく、
各地でインディペンデントの団体が
同じような活動をしているようです。

参考:INSP(International Network of Street Papers)
http://www.street-papers.org/our-street-papers/#

私は編集インターンとして関わっていましたが、
スタッフの中には「元販売員枠」というのがあり、
年間の優秀な販売員(vendor)に贈られる
"Vendor of the Year"
に選ばれると、
このようなスタッフとして
雇用されるチャンスがあります。
実際、インターンを始めたばかりの頃、
一番優しくしてくれたスタッフがまさに元販売員で、
よくペットのネズミを見せてくれました。

I_ate_five_bugs2

仕事熱心で、人一倍気配りもあって
私も大好きだったのですが、
残念ながら2年前に交通事故で他界し、
当時はインターンを卒業していた私も
教会で行われた告別式(memorial service)に
駆けつけた思い出があります。

映画の中にも、
ここの販売員が登場していますが、
ホームレスの普段の生活やリアルな心情を知るのは
とても興味深かったです。

そんな彼らのスピーチ。
どれも有名なもので、
リンカーンのゲティスバーグ演説から
ハムレットの "To Be or Not to Be" まで、
私も知っている名スピーチばかり。
(上のビデオのスピーチは、
ロバート・F・ケネディの "A Ripple Of Hope" です)
スピーチの語り手が変わるだけで
こんなにも伝わって来るものが違うのかと、
思わず震えてしまいました。

I_ate_five_bugs3


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ビデオのおっちゃんの言葉が印象的です。


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2011/06/15

I'll buzz you in.



【文脈】
うちのアパートの玄関は
オートロックになっているのですが、
入口で家の番号をプッシュすると
ジェガーさんの携帯電話にかかる
ようになっています。

先日家の鍵を忘れて出かけた時に
家の玄関で番号を押し、
「鍵忘れたから開けて〜」
と言うと、ジェガーさんが
"I'll buzz you in."
すると入口のドアが
ブーっと鳴って開きました。


【ポイント】
buzz はブザーで、
本来名詞ですが、
このように動詞としても使えます。

※ブザー→ブーっという音→ざわめき→噂
ということで、
「噂」の意味で使われているのも
よく聞きます。

例)あの2人が近く結婚するという噂がある。
There is some buzz that they'll get married soon.

I'll google it.(ググる)
などのように、
もともと名詞だったのに
動詞として使われるケースというのも
増えてきています。

また、SNS の台頭によって
近年よく耳にするのは
"friend"。
I'll friend you on Facebook.
(Facebook で友達申請するわ。)
という感じで
使われています。

ちなみに friend の対義語 (?) である
"unfriend"(SNS で友達のステータスを外すこと)
は、2009年に
流行語大賞(the Word of the Year)
に選ばれていました。

(参考)
"Unfriend" the Word of the Year - CBS News


【音楽】
こちらにいると、
日本未公開映画がたくさん観られてええわ〜
と思うのですが、
逆に邦画が観られないのは
結構残念でもあります。
なので、
日本人の Twitter を見ていて
邦画のことが話題になっていると、
ついじりじりしてしまいます。

そんな私が楽しみにしているのが、
毎年この時期に
私のいるところで開催される映画祭。
世界中で最近公開された映画や
これから公開される映画を
2週間かけて上映しまくる
という映画祭なのですが、
ここで邦画も毎年いくつか上映されるのです。

今年の上映作品はたった3作品で、
(昨年は5作品)
北野武監督の
アウトレイジOutrage)』、
板尾創路主演
電人ザボーガーKarate-Robo Zaborgar)』、
そして原作・村上春樹の
ノルウェイの森Norwegian Wood)』
でした。

「大画面で『告白』観たかったな〜」
と思いつつも、
昨冬にアーティスト・村上隆氏の一連のツイート
を読んで以来
『ノルウェイの森』にもかなり興味を持っていたので、
それに期待することに。
結局、ジェガーさんが奮発してくれたので
3作品全部観に行ったのですが、
私の予想
(電人ザボーガー < アウトレイジ = ノルウェイの森)
とは裏腹に、
電人ザボーガー = アウトレイジ << ノルウェイの森
という感じで
ノルウェイの森が圧倒的に人気。
他の2作品は劇場半分くらいだったにも関わらず
ノルウェイの森は上映日2日間とも売切御免で、
Haruki Murakami の人気ぶり
を改めて実感しました。

さて、そんなノルウェイの森ですが、
ご存知の通り、タイトルは
ビートルズの曲からつけられています。
映画の中でも
ビートルズのノルウェイの森が流れるのですが、
それを聴いた時、ふと思ったのが
「そういえばノルウェイの森の歌詞って
どういう意味か
あんまりちゃんと考えたことなかったかも」
そこで上映後、ジェガーさんに
「ノルウェイの森が流れるところで
登場人物が感情を揺さぶられてたけど、
あれって結局どういう歌詞なん?」
と聞いてみたところ、
ジェガーさんが
ノルウェイの森をゆっくり歌ってくれました。

すると、
なんと、
Norwegian Wood
なんですね。
「ノルウェイの森」
というタイトルが頭にこびりついていたせいで
てっきり英語は
Norwegian Woods
だと思っていました。
でも、単数形の wood だと
"森" という意味にはなりません。

※追記(2011年7月31日)
wood でも "森" という意味があるようです。
なので、下記の解釈が必ずしも合っている
とは限りません。
あくまで一つの解釈としてお読みください。
Fujibei さん、ご指摘ありがとうございました!

--------------------------------------------

I once had a girl, or should I say, she once had me...
She showed me her room, isn't it good, Norwegian wood?

かつて女をひっかけたことがある。というより、
彼女が僕をひっかけたとでも言うべきか・・・
彼女は部屋を見せてくれて、
「良いでしょ?ノルウェー産(の木)だけど、悪くないよね」

--------------------------------------------

ということで、wood だと "木" になるわけです。
つまり、ここでは、彼女の部屋の調度品が
ノルウェー産の木でできている
ということが言われているわけです。
ノルウェー産の木材は
安っぽい松の木のことを表していて、つまり、
質素だけど、そんなに悪くない部屋でしょ
ということを言っているのです。

--------------------------------------------

And when I awoke, I was alone, this bird had flown.
So I lit a fire, isn't it good, Norwegian wood.

僕が目を覚ました時、僕はひとりぼっちで、
小鳥はもう飛び立ってしまっていた。
だから僕は火をつけた。
ノルウェー産(の木)だけど、悪くないだろ。

--------------------------------------------

Norwegian wood はこうして
歌詞の終わりにもう一度出て来るのですが、
この最後のくだりはさまざまな解釈があるようです。
ちなみに、日本の CD に同封されている歌詞では、
火をつけたのは暖炉
ということになっているようですが、
ジェガーさんは
火をつけたのは彼女の家
と解釈していて、
こちらではその解釈が一般的とのこと。
「えっ、それって、怖くない?」
と言うと、
「一種のジョークみたいなもんや」
と言われて、よくわからなかったのですが、
その後もいろいろ見ていると、
Norwegian wood は
knowing she would をもじった
という説もあることを発見。
そういうことを考えながら
改めて歌詞を読みつつ、
村上春樹のストーリーを思い起こしてみると、
両方いろいろ理解できるような気がして
ぞくっとしてしまいます。

小説を読んだ時には
こんな風に考えなかったので、
なんだか今無性に読み返したくて仕方ありません。
と言っても、
日系のスーパーにある紀伊国屋で買うと
割高なので、
ダメ元で公立図書館で検索してみたら、
なんと、英語版も日本語版も発見!
次はじっくり読んでみたいと思います。



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奥が深いです。


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2011/06/04

I won't get ketchup on it.


Important Things with Demetri Martin
Power - Some Jokes About Power
www.comedycentral.com
Comedy CentralTV ShowsComedy Videos


【文脈】
ジェガーママが
真っ白のサマードレス
を買ってきてくれました。
もうまぶしいほどの白色で、
これに麦わら帽子をかぶったら
完璧に "夏" やな〜
と思いつつ、
ソースこぼしたらえらいこっちゃ〜
と思い、
I won't put ketchup on it.
と言うと、
隣にいたジェガーさんに訂正されました。


【ポイント】
put はとても便利な言葉で、
日常生活でもよく耳にする
ので、
私も "困った時の put 頼み"
という感じで頻繁に使っていますが、
たまに注意が必要です。

例えば上記の例では、私は
「ケチャップ付けへんようにします〜」
とジェガーママに言うつもりで
put を使ったのですが、
put には "自分の意志で付ける"
というニュアンスがあるので
この場合は不適切になるそう。

お気に入りのドレスに
ケチャップを付けたくて付ける人はいないので、
"自分の意志に関わらず付く"
というニュアンスのある get を使うのが
正解だそうです。

そんなニュアンスの違いがあったとは〜!


【TV】
ケーブルテレビを解約したということもあり、
滅多にテレビを見なくなってしまいましたが、
最近ジェガーさんとちょっとはまっている
TV 番組があります。
それがコメディ・セントラルの
Important Things with Demetri Martin』。

タイトル通り、コメディアンの
ディミトリ・マーティンが
人間にまつわる重要かつ根本的な事象について
さまざまな角度からアプローチする
という番組です。
最近ではアン・リー監督の映画
ウッドストックがやってくる!Taking Woodstock)』
の主役にも抜擢されたので
顔に馴染みのある方もいるかもしれません。
私はその容姿と独特の雰囲気から
敬愛を込めて勝手に
「ふかわくん」
と呼んでいます。

ところでこのふかわくん、
雰囲気だけでなく笑いの取り方も
シュールで本家にそっくり。
コントや1人語り、弾き語りなど
なんでもこなしはります。
上のビデオでは、
"Power" について1人語りをしていますが、
「地球で一番力があるのって、人間だよね」
から始まり、
「空を自由に飛べる鳥だって
"あれ欲しい" の一言で手に入れちゃうもんね」

「クマが好きな蜂蜜だって
わざわざ蜂蜜をクマの頭から出しちゃうもんね」

I_wont_get_ketchup_on_it_2

という感じで
人間の持つ "Power" について語っていき、
そこから人間の根性や度胸といった "Power" へと
話が移っていって
最後は下ネタで締めくくるという、
なんともシュールな展開になっています。
終始こんな感じです。

私はアメリカに来るまで
あまりアメリカのコメディについて
詳しくなかったのですが、
こちらではスタンダップ・コメディと言って
一人でコメディをするのが主流です。
ジェガーさんによると、
かつては日本の漫才のように
二人組のコメディアンもいたようですが、
今はすっかり廃れて
ほとんど見ないそうです。

なので、日本に行った時は
テレビを見ていると
2人組のお笑い芸人ばっかり出て来るので
めちゃびっくりしてはりました。

ちなみに、アメリカのコメディは
下ネタ満載でわりと下品です(笑)
ジェガーさんがスタンダップ・コメディ好きで
地元でもたまにショーを観に行くのですが、
そこではもちろんのこと、
公共の電波でも
おかまいなしに登場します。
しかも、下ネタが一番笑いを取るので、
必殺技的に使われることが多いようです・・・
(上のビデオも然り)
私はアメリカへ来たばかりの頃、
アメリカのお笑いめっちゃ理解したい〜!
と思っていたのですが、
いざ理解できるようになってくると、
えっこんなこと言ってたんかいな〜
と拍子抜けした覚えがあります(笑)


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とはいえ、まだまだコメディを理解するのは難しいです。


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