I ate five bugs.
【文脈】
ジェガーさんとランニングしている時に
頭虫が飛び交っているところを通り過ぎました。
するとジェガーさんが
I ate five bugs.
そんな報告いらんっちゅーねん!
【ポイント】
こちらへ来たばかりの頃、
insect という表現しか知らず、
虫を見ると
"Insect! Insect!"
と言っていた記憶がありますが、
日本語にも「虫」と「昆虫」とあるように、
英語も "bug" と "insect" があります。
bug は広範囲の意味での "虫" で
昆虫や害虫などにも使われます。
ピクサーの映画で『バグズ・ライフ』
というのがありましたが、
英語は "Bug's Life" で、
まさにアリやバッタ、ノミなど
さまざまな虫が登場します。
ちなみに、コンピュータに使われると
"不具合" という意味になります。
日本語でも「パソコンがバグッた」
と言ったりしますが、
それはこの bug から来ています。
【映画】
私のいる地域は
結構ホームレスが多い気がします。
特にやはりダウンタウンに多く、
1ブロック歩くだけで
何人も目にする場合もあります。
でも、ちょっと古いですが、
2007年の統計を見てみると、
一番多いのはカリフォルニア州のよう。
ニューヨークやワシントンDCなどの都心部、
フロリダ州、テキサス州なども
結構多いようです。
(私のいるところは WA 州です)
(from National Alliance to End Homelessness)
そんなホームレスたちとの接触をはかった
地元のフィルムメーカーの映画
"Great Speeches From A Dying World"
を観ました。
9人のホームレスたちから身の上話を聞き、
彼らに有名なスピーチの一部を語ってもらう
というものなのですが、
この身の上話が想像以上に壮絶なものばかり。
たとえば、まだ少年だった頃に家を追い出され、
たまたま友人と居合わせた時に
友人が殺人を犯したことで
殺人幇助とみなされて刑務所に送られ、
そこで HIV に感染してしまったという人。
若い頃、付き合っていた彼女の両親から反対を受け、
2人で駆け落ちを試みるも、
彼女が未成年だったため
警察が彼女だけを連れ戻し、
あえなく一人でドライブして帰宅する途中
事故に巻き込まれて片足を失ってしまった人。
子供を失った哀しみから
人生に対して
生き甲斐を見いだせなくなってしまった人・・・
実は、私は
こちらに来て働き始めるまでの間
いくつかのインターンを掛け持ちしていたのですが、
そのうちの一つが
ホームレスの自立を支援する非営利団体
でした。
どうやって自立を支援するかというと、
やはり最終的には彼らが
自分の力で生活をしていかなければ
ホームレスという状態から
完全に脱することはできないので、
まずその準備として
"新聞を売る" という仕事を与え、
それによって少しずつ
社会と関わって行く機会を増やすというものです。
日本にも
『ビッグ・イシュー日本版(The Big Issue Japan)』
という雑誌がありますが、
それと仕組みは同じです。
ビッグ・イシュー(The Big Issue)はイギリス発祥で、
日本を含む世界のさまざまな国で展開されていますが、
アメリカは今のところ含まれていません。
でも、だからといってアメリカには
このようなストリート・ペーパーがない
というわけではなく、
各地でインディペンデントの団体が
同じような活動をしているようです。
参考:INSP(International Network of Street Papers)
http://www.street-papers.org/our-street-papers/#
私は編集インターンとして関わっていましたが、
スタッフの中には「元販売員枠」というのがあり、
年間の優秀な販売員(vendor)に贈られる
"Vendor of the Year"
に選ばれると、
このようなスタッフとして
雇用されるチャンスがあります。
実際、インターンを始めたばかりの頃、
一番優しくしてくれたスタッフがまさに元販売員で、
よくペットのネズミを見せてくれました。
仕事熱心で、人一倍気配りもあって
私も大好きだったのですが、
残念ながら2年前に交通事故で他界し、
当時はインターンを卒業していた私も
教会で行われた告別式(memorial service)に
駆けつけた思い出があります。
映画の中にも、
ここの販売員が登場していますが、
ホームレスの普段の生活やリアルな心情を知るのは
とても興味深かったです。
そんな彼らのスピーチ。
どれも有名なもので、
リンカーンのゲティスバーグ演説から
ハムレットの "To Be or Not to Be" まで、
私も知っている名スピーチばかり。
(上のビデオのスピーチは、
ロバート・F・ケネディの "A Ripple Of Hope" です)
スピーチの語り手が変わるだけで
こんなにも伝わって来るものが違うのかと、
思わず震えてしまいました。
今日も読んでくださって
![]()
ありがとうございます。
ビデオのおっちゃんの言葉が印象的です。
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コメント
こんにちは~もう8月も末ですね。
ここ数か月朝早く(5時すぎ)散歩していたら、なんとセミ2匹が飛んできて、はいていた黒パンツにしっかとくっつかれて、かなりパニクリました!蜂は黒い服に寄ってくると言いますが、セミもそうなのかしら。。いや、きっとつかまれそうなものなら何でもよかったのでしょう。笑
ホームレスの人たちの映画、とても興味あります。仕事のあるなしも、勿論大きな問題でしょうが、人から生きたいという気力をとってしまえば、こうなる可能性は多くの人が持っていると感じます。数年前に日本でもホームレスが増え、公園に集まっているとニュースになった事がありましたが、この時にある会社の社長さんが、「仕事はきついけど、給料以外に住居と食事も用意するからと、従業員を募集しても、日本人の人は応募も少ないし、きてもすぐに辞めていくよ。。」と、コメントしてました。
アメリカではどうでしょうか。。本当に仕事がないのか、選んでいるのか、生きていく気力が失われたままなのか。
投稿: ふぐ子 | 2011/08/27 18:28
ふぐ子さん
こんにちは!本当今年もあっという間な気がします〜!
こちらに来てからセミを見ていないので
(きっといるとは思うのですが、あのミーンミーンが全然聞こえません)
ふぐ子さんの話を聞いて日本の夏がちょっと懐かしくなりました :)
涼しいからか、蚊もあまり見ませんし、
ゴキブリもまだ一度も見たことがありません。
ハリウッドに行った時は、行った初日に
道ばたでおっきな(しかも赤い!)ゴキブリを見たのですが・・・!
では私は虫が苦手なので、虫がいないのは嬉しいことです :P
私がインターンをしていた団体では、
体になんらかの障害を持っていて(鬱病も含めて)
できる仕事の範囲が限られている
という人たちが多かったです。
私は、インターンを始めた当時、
「なんで "新聞を売る" なんやろう?」
と思っていたのですが、
これだと本当に誰でもできるので、
納得しました。
(その点が、ベンダーさんと他のホームレスの違いなのかもしれません)
私のいたところは
新聞を売ってお金を稼ぐことで
なんとか社会復帰を目指そうとする人たちばかりだったので、
みんな非常にポジティブだったのを覚えています。
オフィスにはベンダーさん用のパソコンも何台も置いてあったので、
空いた時間にパソコンの勉強をして
なんとかスキルを身につけようという人もいました。
私のいた団体は、
"新聞を売る" ことで
社会復帰を果たすための最初の一歩を踏み出す支援をする
というところでしたが、近くに
レストランを運営してホームレスを受け入れ、
飲食店で働くためのスキルを身につける支援をする
という非営利団体もあります。
そこも興味を持って取材をしたことがあるのですが、
しっかりプログラムが組まれていて、
お客さんもホームレスも両方
ちゃんと満足できるようになっていました。
そこが新たに始めた、
青年ホームレスのスキル育成を目指すカフェ
もうまく行っているようです。
話がちょっとそれてしまいましたが、
映画の中でもう一つ、
一人のホームレスが犬を手に入れることによって
笑顔を取り戻す場面も私は印象に残っています。
犬などもまた、生きる気力を見出す一つのきっかけになり得る
のかもしれません。
投稿: Munchkin | 2011/09/01 11:21