VIDEO
【文脈】
うちのアパートの玄関は
オートロックになっているのですが、
入口で家の番号をプッシュすると
ジェガーさんの携帯電話にかかる
ようになっています。
先日家の鍵を忘れて出かけた時に
家の玄関で番号を押し、
「鍵忘れたから開けて〜」
と言うと、ジェガーさんが
"I'll buzz you in."
すると入口のドアが
ブーっと鳴って開きました。
【ポイント】
buzz はブザーで、
本来名詞ですが、
このように動詞としても使えます。
※ブザー→ブーっという音→ざわめき→噂
ということで、
「噂」の意味で使われているのも
よく聞きます。
例)あの2人が近く結婚するという噂がある。
There is some buzz that they'll get married soon.
I'll google it.(ググる)
などのように、
もともと名詞だったのに
動詞として使われるケースというのも
増えてきています。
また、SNS の台頭によって
近年よく耳にするのは
"friend"。
I'll friend you on Facebook.
(Facebook で友達申請するわ。)
という感じで
使われています。
ちなみに friend の対義語 (?) である
"unfriend"(SNS で友達のステータスを外すこと)
は、2009年に
流行語大賞(the Word of the Year)
に選ばれていました。
(参考)
"Unfriend" the Word of the Year - CBS News
【音楽】
こちらにいると、
日本未公開映画がたくさん観られてええわ〜
と思うのですが、
逆に邦画が観られないのは
結構残念でもあります。
なので、
日本人の Twitter を見ていて
邦画のことが話題になっていると、
ついじりじりしてしまいます。
そんな私が楽しみにしているのが、
毎年この時期に
私のいるところで開催される映画祭。
世界中で最近公開された映画や
これから公開される映画を
2週間かけて上映しまくる
という映画祭なのですが、
ここで邦画も毎年いくつか上映されるのです。
今年の上映作品はたった3作品で、
(昨年は5作品)
北野武監督の
『アウトレイジ (Outrage )』、
板尾創路主演
『電人ザボーガー (Karate-Robo Zaborgar )』、
そして原作・村上春樹の
『ノルウェイの森 (Norwegian Wood )』
でした。
「大画面で『告白 』観たかったな〜」
と思いつつも、
昨冬にアーティスト・村上隆氏の一連のツイート
を読んで以来
『ノルウェイの森』にもかなり興味を持っていたので、
それに期待することに。
結局、ジェガーさんが奮発してくれたので
3作品全部観に行ったのですが、
私の予想
(電人ザボーガー < アウトレイジ = ノルウェイの森)
とは裏腹に、
電人ザボーガー = アウトレイジ << ノルウェイの森
という感じで
ノルウェイの森が圧倒的に人気。
他の2作品は劇場半分くらいだったにも関わらず
ノルウェイの森は上映日2日間とも売切御免で、
Haruki Murakami の人気ぶり
を改めて実感しました。
さて、そんなノルウェイの森ですが、
ご存知の通り、タイトルは
ビートルズの曲からつけられています。
映画の中でも
ビートルズのノルウェイの森が流れるのですが、
それを聴いた時、ふと思ったのが
「そういえばノルウェイの森の歌詞って
どういう意味か
あんまりちゃんと考えたことなかったかも」
そこで上映後、ジェガーさんに
「ノルウェイの森が流れるところで
登場人物が感情を揺さぶられてたけど、
あれって結局どういう歌詞なん?」
と聞いてみたところ、
ジェガーさんが
ノルウェイの森をゆっくり歌ってくれました。
すると、
なんと、
Norwegian Wood
なんですね。
「ノルウェイの森」
というタイトルが頭にこびりついていたせいで
てっきり英語は
Norwegian Woods
だと思っていました。
でも、単数形の wood だと
"森" という意味にはなりません。
※追記(2011年7月31日)
wood でも "森" という意味があるようです。
なので、下記の解釈が必ずしも合っている
とは限りません。
あくまで一つの解釈としてお読みください。
Fujibei さん、ご指摘ありがとうございました!
--------------------------------------------
I once had a girl, or should I say, she once had me...
She showed me her room, isn't it good, Norwegian wood?
かつて女をひっかけたことがある。というより、
彼女が僕をひっかけたとでも言うべきか・・・
彼女は部屋を見せてくれて、
「良いでしょ?ノルウェー産(の木材)だけど、悪くないよね」
--------------------------------------------
ということで、wood だと "木" になるわけです。
つまり、ここでは、彼女の部屋の調度品が
ノルウェー産の木材でできている
ということが言われているわけです。
ノルウェー産の木材は
安っぽい松の木のことを表していて、つまり、
質素だけど、そんなに悪くない部屋でしょ
ということを言っているのです。
--------------------------------------------
And when I awoke, I was alone, this bird had flown.
So I lit a fire, isn't it good, Norwegian wood.
僕が目を覚ました時、僕はひとりぼっちで、
小鳥はもう飛び立ってしまっていた。
だから僕は火をつけた。
ノルウェー産(の木材)だけど、悪くないだろ。
--------------------------------------------
Norwegian wood はこうして
歌詞の終わりにもう一度出て来るのですが、
この最後のくだりはさまざまな解釈があるようです。
ちなみに、日本の CD に同封されている歌詞では、
火をつけたのは暖炉
ということになっているようですが、
ジェガーさんは
火をつけたのは彼女の家
と解釈していて、
こちらではその解釈が一般的とのこと。
「えっ、それって、怖くない?」
と言うと、
「一種のジョークみたいなもんや」
と言われて、よくわからなかったのですが、
その後もいろいろ見ていると、
Norwegian wood は
knowing she would をもじった
という説もあることを発見。
そういうことを考えながら
改めて歌詞を読みつつ、
村上春樹のストーリーを思い起こしてみると、
両方いろいろ理解できるような気がして
ぞくっとしてしまいます。
小説を読んだ時には
こんな風に考えなかったので、
なんだか今無性に読み返したくて仕方ありません。
と言っても、
日系のスーパーにある紀伊国屋で買うと
割高なので、
ダメ元で公立図書館で検索してみたら、
なんと、英語版も日本語版も発見!
次はじっくり読んでみたいと思います。
VIDEO
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
奥が深いです。
最近のコメント