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2010年6月

2010/06/27

Don't cut me off.


Dont_cut_me_off1


【文脈】
テレビを観ているジェガーさんの前を横切ったら
こう言われました。


【ポイント】
cut off は料理などで使うと "切り落とす" となりますが、
人に使うと "遮る" という意味になります。

「(せっかくテレビ観てんのに)遮らんといて」
とジェガーさんは言っていたのでした。
すみませんでした。
会話を遮る時にも使えます。

また、似た表現で、
cut out というのもよく使われています。
これは物に使うと "切り取る" となりますが、
会話の中では
"Cut it out!(やめて!)"
という感じでよく登場しています。


【写真】
先週末の父の日に、
ジェガーさんとジェガーママと
ランチに出かけました。

最近になってジェガーパパとも連絡をとるようになった
ジェガーさんですが、
実際ジェガーママがほとんど一人で
ジェガーさんを育ててきたに等しいので、
ジェガーさんとジェガーママの間では
母の日も父の日もジェガーママに感謝をする
という面白いことになっています。

そういうわけで、レストランでメニューをもらい、
どれを食べるか悩んでいたら、ジェガーさんが
「ベルギーワッフルおかわり自由やで。めちゃええやん」
と言ってきました。
「えっどこにそんなん書いてあんの?」
と聞くと、
メニューにある "All You Can Eat" というのが
いわゆる "食べ放題" という意味なのだそうです。

それは得やな、ということで
私はベルギーワッフルを注文。
ジェガーさんもてっきりそれにするのかと思ったら
本人はちゃっかり
好物のエッグズ・ベネディクトを注文していました。
「おかわり自由やねんから2つ頼んだら損やろ」
こういう時だけやたら計算高いです。

しばらくして運ばれて来たベルギーワッフルは
めちゃめちゃアメリカンでした。
「全然ベルギーちゃうやん!」
とジェガーさんと言いながら食べ始めると、
ボリュームたっぷりで、
おかわりするどころか一つ目で
すぐおなかいっぱいになってしまいました。
それでも一応私としては
「ほんまに食べ放題か」
を確かめたかったので、おかわりを注文。
するとちゃんと持ってきてくれました。
それをジェガーさんとジェガーママにも協力してもらって
なんとか完食。
3人とも最後必死になっていたのが面白かったです。


Dont_cut_me_off2


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ありがとうございます。
いつも調子乗って最後ちょっと後悔するんですが、
やっぱり食べ放題は好きです。


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2010/06/22

I'm stuffed.



【文脈】
ジェガーさんとジェガーママと
3人でご飯を食べに行ったら、
ちょっと食べてジェガーママが
I'm stuffed.
と言いました。

えらい小食やなと思っていたら、
ダイエット中だそうです。


【ポイント】
"おなかいっぱい" は
"I'm full."
という表現をよく聞きますが、
"I'm stuffed."
もたまに聞きます。

stuff は名詞では
thing と同じ意味で頻繁に使われていますが、
(例:Jagger has some business stuff to do today.)
動詞では "詰め込む" という意味になります。

自分の体が食べ物で詰め込まれた
様子が想像できます。

※追記(1/5/2012)
そのため "I'm stuffed." は
「おなかいっぱい」
というよりは
「もうこれ以上食べられへん」
というニュアンスが強いみたいです。

ちなみに、"おなか" は英語で belly 。
子供は tummy とも言います。
ジェガーママは私たちと話す時
tummy を使うのですが、
ジェガーさんによると、それは
私たちがジェガーママにとってはいつまでも子供
だからだそうです。


【映画】
最近、ジェガーさんと
有名映画監督の初期作品を観る
というのにはまっています。

一般公開されていないものなど
手に入りにくい映像も多いのですが、そういうものも
最近では YOU TUBE などで見られたりするので
ジェガーさんが一生懸命探してきはります。

そのなかでも
2人が特に気に入ったのは、
この『Slacker』(1991年)。

『恋人までの距離(ディスタンス)(英題:Before Sunrise)』や
『ビフォア・サンセット(Before Sunset)』
などの映画で知られる
リチャード・リンクレイター(Richard Linklater)監督の、
初めて劇場公開された長編映画です。

予告編にもありますが、
Slacker とは、
"a person who evades duties and responsibilities"
のこと。つまり、
義務や責任などを回避する人
のことです。
映画は、そんな slacker たちをカメラで追い、
テキサス州オースティンのとある1日をとらえた作品。
と言ってもドキュメンタリーではないので、
登場人物の会話はかなり練られています。

まず、カメラは
この街にやってくる一人の旅行者をキャッチ。
彼は駅でタクシーを捕まえますが、
目的地に行く途中でそのタクシーが交通事故を起こします。
現場には人が何人か集まって来るのですが、
カメラはその中から一人の若者に焦点を定めて
今度は彼を尾行。
こんな感じで、だいたい
その人物についてちょっと分かりかけたかも、
というタイミングで次の人物に移ります。
ストーリーらしいものは特になく、
人間観察のような感じで映画は淡々と進んでいきますが、
それが逆に斬新で
私もジェガーさんもとても興味をもちました。
登場人物だけでなく、
登場人物にあまり介入しないカメラ自体
Slacker のような気もします。

さらに面白いのは、
実はこの最初に登場する旅行者こそ
リチャード・リンクレイターだということ。
彼はこの映画の前に1本
『It's Impossible to Learn to Plow by Reading Books』
という映画を撮っているのですが、
当時まだ "映画監督の卵" だった彼は、
予算も人脈もなかったため
自分を主人公にした物語を自分で撮影し、編集し、
"映画" を製作。
Slacker はまさにその続きから始まるのです。

この前作は劇場公開には至っていませんが、
Slacker の DVD に "特典" として収められていたので
私たちも観ることができました。
ほんまに、自主制作、という感じの映画でした。

Slacker を観終わった後、私が
「人々の描き方が面白かった」
と言うと、
「人々の会話を通した街の描き方が面白かった」
と答えたジェガーさん。

街が人の個性を形作るのか、
人が街の個性を形作るのか、
ちょっと考えてしまいました。

ちなみに、1994年のサンダンス映画祭などで注目された
ケヴィン・スミス(Kevin Smith)監督の
初監督映画『Clerks』は、
この映画に触発されて作ったそうです。



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どちらの映画もファッションがめちゃ90年代です。


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2010/06/17

It's lame.


Its_lame15


【文脈】
カフェに行ったら、
トイレにこんな絵が飾ってありました。

Its_lame4_2
(↑クリックすると拡大表示されます)

"You are a purr-fect friend."

つまり、"perfect" に
猫のなき声の "purr" をかけているのですが、
写真を撮ってジェガーさんに見せたら、
It's lame.
と言われました。


【写真】
"lame" は、"説得力がない、下手な"
というような意味です。
cool の反対の意味と思えば良いそうです。
(by ジェガーさん)

要するに、ジェガーさんは
ギャグがつまらへんかったみたいです。

ほかに、"価値がない、最低" のような意味で
"suck" という言葉もよく使われています。
ジェガーさんに以前
「めっちゃおもろいことがあってな」
と言ってめっちゃおもろい話をしたら、
"It sucks."
と言われて、かなり心が傷ついたことがあります。

「別にそんな悪い意味ちゃうんやで!」
と一生懸命フォローしてもらいましたが、
私がかなりどーんとなっていたので、
それ以来ジェガーさんは私の前で
suck という言葉をあまり使わなくなりました。

最近は、パーティに呼ばれて
みんなでボードゲームで遊んでいたら、
隣のチームの人がミスばっかりして
同じチームの人に
"You suck!"
と言われてはりました。
その人もどーんとなってはりました。


【写真】
相変わらず私の住んでいるところは
6月になっても全然夏の気配が感じられず、
今日も私はコートを羽織って出かけたのですが、
先週末は久しぶりに晴れて良い天気になりました。

そこで、ジェガーさんが友人を誘い、
3人で今年初フリスビーをすることに。
ちょっと移動すると
フリスビーがおもいっきり楽しめる場所がたくさんある
のがとても良いです。

最初は3人で仲良く円になって
フリスビーをしていたのですが、
そのうち2人は熱狂して
ものすごい早さでフリスビーを投げ合っていました。
それを端で見ていると、
良い年をした大人というより
もはやガキんちょに見えました。

・・・と、
彼らよりもガキんちょな私が言うのもなんなんですが。


Its_lame2


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早く本格的な夏が来てほしいものです。


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2010/06/11

Shiitake mushroom


Sake_2


【文脈】
「ちょっと質問あんねんけど」
と言ってきたジェガーさん。
「スーパーマリオのグンバ(Goomba)っているやんか」
「えっグンバってなに?」
と私。
調べたところ、
クリボーの英語名がグンバだということが判明しました。
すると今度は、
「何で日本語ではクリボーって言うの?」
と聞いてくるので
「えっ、栗の形してるからやろ?」
と言うと、
「えっ、グンバってシイタキマッシュルームちゃうん!?」

クリボーって、椎茸やったんですか!?
無知ですみません。


【ポイント】
椎茸のことは
英語でも shiitake mushroom と言います。
ただ、発音はなぜか
シイキ・マッシュルーム(タにアクセント)。
私は今でも慣れないのですが、
日本酒も "サケ" ではなく、"Sake(キ)"
カラオケも "カラオケ" ではなく
"Karaoke(カラキ)"
と皆さん発音しはります。

これ、ケがキになるだけで、
結構分からなかったりします。
渡米したばかりの頃は、
「"キ" 好き?」
と言われる度に
「いやいや "サケ" やし」
と心の中で突っ込んでいました。


【写真】
これ、一体何か分かるでしょうか。

答えは胃腸薬です。

日本で胃腸薬と言えば、
ラッパのマークの正露丸
かもしれませんが、
アメリカは
ピンクの液体のペプト・ビズモル(Pepto-Bismol)
なのだそうです。

私がこのピンクの液体を初めて見たのは
約1年前のこと。
とてもお腹の痛い日があって
うんうん呻いていたら、
ジェガーさんが
「ペプト・ビズモル飲んだら治るから!今買ってくるし!」
と言って薬局へ走ってくれました。
「ペプト・ギズモ(私にはこう聞こえました)って何やねん」
と思いながら待っていると、
この強烈なピンクの液体が登場。

その色を見ただけで私はもう
小さい頃に飲んだ
無意味に甘い子供用の風邪薬を思い出し、
「うわー、もう絶対無理!」
そんな私の横でジェガーさんは
ペプト・ビズモルのキャップを外し、
そこにペプト・ビズモルをそそぎ始めました。
すると予想通り、ドロドロした液体が
ぷーんと甘いにおいを放っています。
「これはもう絶対あかん、無理無理!」
と口を固く閉ざす私に
「くいっと飲んだらええねん、くいっと」
と言いながらジェガーさんが
ペプト・ビズモルを投入。

ペプト・ビズモルは
正露丸並みの効果があるらしいのですが、
正直、私にはペプト・ビズモル投入後の記憶がありません。
腹痛だけでなく記憶も消滅してしまったようです。
それ以来、一度も
ペプト・ビズモルは飲んでいません。

「ペプト・ビズモルのあのピンク色は何?何の色?」
と連呼する私を、当時は
不思議そうな目で見ていたジェガーさん。
ところが先日、まさかの逆転現象が起こりました。

目の調子が悪いらしく、
ジェガーさんがずっと目をごしごしこすっているので、
「目こすったらあかんて、目薬ささな」
と言って新品の日本製の目薬を渡した私。
「えっこんなん絶対無理!」
とジェガーさん。
「えっ何で?普通の目薬やん」
「全然普通ちゃうやん!何?何その色!?」
私の差し出した目薬は
赤っぽい色だったのですが、
どうやら色付きの目薬を
あまり見たことがなかったようで、
「なんで目薬に色ついてんの!?それ何の色!?」
とずっと連呼してはりました。

文化の違いって面白いです。


Sake2


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甘くないペプト・ビズモルもありますが、
それはそれでにおいが強烈です。


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2010/06/05

Chop chop!



【文脈】
私が忙しかったので、
かわりにご飯を作ってくれたジェガーさん。
「ご飯できたで〜」
と言われたので、手を洗いに行っていると、
Chop chop!
と言われました。

私がご飯を作る時は
「ご飯冷めるからはよこっち来て〜」
と言っても
なかなか来ーへんくせに〜


【文脈】
どちらかというと、
子どもに対して使われる言葉だそうです。
なぜ、私に・・・。

ちなみに、chop というと、
料理本にもよく
"みじん切りをする" という意味で
使われています。
先日ジェガーさんが珍しく泣いていると思ったら、
たまねぎをみじん切りしてはりました。
(Jagger cried while he was chopping onions.)


【画像】
最近観た映画の中で
とても印象に残っているこの
映画『Marwencol』。

暴行被害に遭って脳にダメージを受け、
過去の記憶を失ってから、
セラピーを通して
フィギュアに興味を持つようになった、
マーク・ホーガンキャンプ(Mark Hogancamp)
という人を追ったドキュメンタリーです。

彼はもともとアルコール中毒だったそうで、
事件当日もバーにいました。
若くして結婚もしていたようですが、
今は一人暮らし。
結婚していたことも、アルコール中毒だったことも
今の彼の記憶には全く残っていません。
日常生活には特に支障はないものの、
できる仕事の範囲は狭く、
地元のレストランでひたすらミートボールを丸める
というのが彼の仕事。
そんな彼の居場所となったのが、
フィギュアたちで創った仮想世界でした。

それも第二次世界大戦期のベルギーの街、という設定で、
その街の名前こそ Marwencol 。
G.I.ジョーやバービーなどのフィギュアにそれぞれ
友人やバイト先の人、片思いの相手などをあてはめ、
自分を主人公としてストーリーを展開していきます。
そして一つ一つのシーンをデジカメで撮影するのですが、
その写真がいかにも現実味にあふれ、
あたかも本当にフィギュアたちが動いている
かのように見えるのです。

そんな彼の写真に目をつけたのが、
ニューヨークのアート系雑誌『Esopus Magazine』。
そもそもマークさんは、
フィギュア達が乗る車のタイヤに
使い古した雰囲気を出すため、
車の先に棒をつけて、まるで犬の散歩をするように
毎日棒で車を引っ張って歩いていたそうなんですが、
通りすがりにその異様な光景を目にして
興味を持った地元のフォトグラファーが、
『Esopus Magazine』の編集長に提案したそうです。
本当に人生何がどうなるか分からないな、
と思わされる作品でした。

私もジェガーさんも
かなり触発されました。

マークさんの "作品" に魅了された
編集長の言葉がとても良かったです。



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マークさんの今後の活動にぜひ注目したいです。


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