Let's play it by ear.
【文脈】
休日に、今から買い物行かへん?と聞いたら
明らかに行きたくなさそうなジェガーさん。
ん〜と唸りながら、
Let's play it by ear.
とはぐらかされてしまいました。
【ポイント】
play it by ear はもともとの意味は
耳で、つまり聞き覚えで演奏する
↓
即興で演奏する
だったそうですが、
そこから発展して
即興
↓
その場の状況に合わせる
↓
成り行きに任せる、臨機応変にする
という意味に派生しているそうです。
買い物に行くのがめんどくさかったジェガーさんは
"もうちょっと様子見てから決めへん?"
というようなだらだらした意味で
このイディオムを使っています。
【映画】
黒澤明監督の『夢(dreams)』
という映画を見ました。
これは8編のショート・フィルムが含まれている
オムニバス形式の映画なのですが、
脚本は全て黒沢明監督です。
なんでも、彼が実際に見た夢
をベースに書かれているそうです。
私が気に入ったのは、
一番最初と一番最後の話。
画像は一番最初の話の一部です。
1つ1つの話にはもちろん
タイトルがついているのですが、
何も知らずに映画を見ると、
それぞれのタイトルは分かりません。
なぜなら、全て同じ
「こんな夢を見た」
で始まるからです。
夏目漱石の『夢十夜』みたいです。
(ただし英語版は
下に字幕でタイトルが出るので
ある程度ストーリーが予想できます)
私はこの映画を観るまで
どんな内容かほとんど知らなかったので、
ちょっと第一話は衝撃でした。
と思ったら最初から最後までほとんど
衝撃を受ける話ばかりでした。
よくありそうな話ばかりなのに、
なぜこんなに衝撃を受けてしまうのか
わかりません。
"間" が多いからでしょうか。
というのも、
私は今までちゃんと黒沢明監督の映画を
見たことがなかったので
(大学の授業で部分的に見たくらい)
これが彼のスタイルなのかどうか
は分からないのですが、
小説で言えば行間を読ませるような描写
が多く、とても効果的に
どきどきさせられるのです。
映画には
日本の古い言い伝えや伝説、歴史などが
多く含まれているため、
ジェガーさんにはちょっと難しいのではないか
と正直思いましたが、
映画を観ている最中
私がジェガーさんに何か説明しようとすると
口をふさいでくるほど
ジェガーさんはめっちゃ熱中していました。
そして、観終わったら
「自分が今まで観て来た映画の中で
確実にこの映画はお気に入りの上位に入る」
と大絶賛。
もっと黒沢明監督の映画が観たい、と
めっちゃ虜になっていました。
一方私は観終わったら
『世にも奇妙な物語』を観た後のような
ぞぞっとする怖さを感じて
その晩なかなか寝付けませんでした。
![]() | 夢 [DVD]
|
| 固定リンク
「イディオム」カテゴリの記事
- He's on the go.(2012.05.08)
- It didn't turn out so well.(2012.04.30)
- Keep at it. (2010.08.31)
- It's piping hot.(2012.01.13)
- We will sleep a chunk of the morning.(2011.12.08)
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- Sorry for swearing.(2012.05.20)
- He's on the go.(2012.05.08)
- I'm easy.(2012.04.20)
- It was so much paperwork.(2012.03.21)
- She's on board.(2012.02.24)
![夢 [DVD] 夢 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IjKDCm7-L._SL160_.jpg)
コメント